桃がおいしい季節になりました。 我が家は、固めの桃を皮も剥かずに丸かじりで食べます。 ジューシーですね。 ところで、桃といったら何を思い浮かべますか? 私はお伽話の『桃太郎』を思い浮かべます。 というのも、昔から疑問に思っていたことが合って、 それは、「お供が犬猿雉問題」です。特に“雉”。 何故、鳥ではなく“雉”限定なのか? この機会に調べてみました。 すると、諸説あるようですが、私的にしっくり来たのが、儒教説と陰陽五行説です。 【儒教説】四書の論語に「智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない」とあり、孔子は智仁勇を大いなる徳とみなしていましそうです。 桃太郎のお供を考えるとき智仁勇に、親しみのある動物をあてはめることによって子どもにもわかりやすいお話にしようとした説ですね。 「智」 猿は猿知恵というように知恵 「仁」 犬は3日飼ったら恩を忘れないという仁徳 「勇」 雉は火事の時自らの羽を巣に覆いかぶせ卵を守ることから勇気 これに「健康」桃太郎のような元気な子、「富」きびだんごをあてはめ五つの徳がそろえば、人は幸福になると説く説。 だそうです。 【陰陽五行説】十二支を北から時計回りに並べると、鬼門(北東)・鬼ヶ島は丑寅の方角になり、鬼を抑える方角は裏鬼門(南西)となる。鬼退治をする桃太郎のお供は、裏鬼門から時計回りに申酉戌となった。 鬼のイメージは丑の角、寅柄のパンツをはいている所から来ているとされ、五行の金を見ると、桃太郎のお供だけでは無く、五菓の桃や五穀の黍が桃太郎のお話とみごとに一致しているそうです。 あぁぁ、帰ったらアカツキ食べようっと。