あっというまに1月も半ば。 今日は1月15日、小正月です。 神社の境内などでは「どんど焼き」が行われ、松飾りや昨年のお札などを焚いてもらいます。家庭では、赤や黄、緑など、華やかな餅飾りやだんご刺しなどを飾られた方も多いのではないでしょうか。 さて、商売をしていると欠かせないのがモノを運ぶこと、物流です。 部品受入や製品納入には必ず物流が発生します。 物流につきものなのが「パレット」です。 1m四方ほどの板の上にたくさんのモノを乗せて一度に運べるのですから、 パレットはたいそう便利なものです。 パレットとはフランス語で小さな鍬(くわ)という意味らしいですが、 鍬にしては大きいですね。絵を描くときに絵の具を載せるパレットのほうがそうなのでしょうか。 パレットにも色や形、大きさ、材質、様々なものがあります。 上に載せるものによって種類が決まるのでしょう。 弊社で使用するのは、主に木製と樹脂製のものです。 不思議なもので、パレットは自然に溜まります。 どうしてでしょう。 弊社で購入したパレットはいつの間にか手元から旅立っていき、 見知らぬ遠くの企業のパレットが弊社に流れつく。不思議なものです。 旅してきたパレットを見てみると、名の知られた大企業さんや外国語の書いてあるものなど様々で、 どこをどんな風に旅してきたんだろうと想像を掻き立てられます。 「要返却」と印刷してあるパレットも見かけますが、戻すのも大変ですよね。 パレット一枚一枚に、いろんな旅の記憶が刻まれている。 そんなことに想いを馳せました。 あ、写真のパレットを見て「ウチのだ」と思った方、ぜひご来社の上お引き取りをお願いします。 パレットもそろそろ家へ帰りたくなっているかもしれません。 それとも、もっと旅を続けたいと思っているのか、パレットに聞いても答えてくれませんが。