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2024.07.05

駄菓子を考える(3)華道の即席めん、どーん太郎、ラーメン屋さん太郎、やきそば屋さん太郎

担当:D.J

 弊社では、ほぼ毎日のように某社長から社員一人一人におやつが一個ずつ配られる。 飴、チョコ菓子の類とか、うまい棒や麩菓子のような駄菓子類だ。 たまに珍しいものが入荷すると、社員の驚きや喜ぶ顔を見て、にんまりする社長の顔がそこにある。そんなわけで、D.Jこと「駄菓子ジョッキ―」が、駄菓子についてつらつら述べる「駄菓子を考える」の第3回目でございます。  はてさて、3日坊主を自称して憚らない私でございますから、はぁ、シリーズ3回目にして秋田県。何ぞと言ってはバチが当たりますの寿司食べたい。 しかぁし、ここでめげるわけにはいきませんぞ。 壮大な駄菓子界に挑んだからには、続けにゃあきません。  というわけで、本日新入荷の駄菓子について考えてみましょう。 本日新入荷はおなじみ「華道」による以下の3品。 どーん太郎 ラーメン屋さん太郎 やきそば屋さん太郎 いずれも即席麺を砕いたものにそれらしいフレーバーの粉末をまぶしてある。 ただ、どーん太郎のみが幅広麺で、1本取り上げてノギスで計測してみると幅約3.6ミリ、厚みが2.3ミリ。これは「どーん太郎」だけにうどんの麺ということなのだろう。 他のふたつは直径2.2ミリほど。ラーメンと焼そばの麺であるからして、ほぼ同じなのであろう。  而して、官能検査を試みた。 まずは匂いである。明確にそれらしく班別の付いたのは「やきそば屋さん太郎」、明らかにソースの香りである。 次に「どーん太郎」と「ラーメン屋さん太郎」は、わが優秀な官能検査員をもってしても、班別は微妙なところであった。 しかし、味の官能検査においては、麺の形状を舌で感じ取れるものだから、両者の判別は容易についたが、ブラインドで味を確認してみたところ、「ラーメン屋さん太郎」と「やきそば屋さん太郎」を間違える検査員が出てしまった。 品質で売っているわが社の優秀な検査員であるはずなのに、品質の日栄工業の牙城が、音を立ててもろくも崩れ去った瞬間だった。 ちなみに、それぞれのパッケージによれば、「どーん太郎」のキャラクターは巻物を加え指で印を結んでいるから忍者=キツネは化けるなのだろう。そのキツネからの吹き出しに「キツネなし!」と書いてある。無論、砕いた麺のほかに油揚げは入っていない。 つまり、いわずもがなだが、「どーん太郎」の「どーん」は某有名食品メーカーの「○ん兵衛」にかけているのであろう。 「ラーメン屋さん太郎」は少年ボクサーである。 少年ボクサーに吹き出しで「うまい」と言わせている。ファイティングポーズをとったグラブの下にはライトニング。「とり味」と記してある。 つまりこの少年ボクサーのパンチは「かみとりパンチ」それとも五臓六腑にジワッと効いてくる「とり味」なのであろうか。 と思ったら、裏面のイラストに添えられたセリフ。「パンチのきいた味に作ってみました」 やられた。ノックアウトである。 「やきそば屋さん太郎」は「豚」である。「ポーク」である。で、その「豚」のキャラクターのすぐ右横に「味」と記してあるので、これは豚の味なのだぞ宣言しているのか。 ちなみに裏面には、召し上がり方と称してイラストが添えられている。袋をブリッと破ってただ食べろということらしい。 ということで、今回は新入荷の「華道」3品を比較してみた。 最後に、今回の比較による素朴な疑問。 うどんの「どーん太郎」だけ、なぜ「さん」が付かないのか。なにも「うどん屋さん太郎」でも良かったのではないか。 「○ん兵衛」の「どん」に結び付けたかったのか知れないなあ。

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